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小さなお子さんがよく罹る病気やケガについて紹介しています。 |
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冬に赤ちゃんや小さい子どもがよくかかる病気に、突然吐いたり、激しい下痢を一日に何度もする感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)があります。感染性胃腸炎は、白痢、冬季下痢症、乳児嘔吐下痢症、白色便性下痢症、胃腸風邪、その他いろいろな名で呼ばれています。 |
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突然吐くことで始まり、何度も繰り返すうち、少し遅れて下痢が始まります。熱がでたり、鼻水やせきなど風邪の様な症状が出ることもあります。吐き気は初めの2~3日くらいまでにおさまり、下痢も1週間くらいでよくなることが多いようです。 下痢は細菌によるもの(ドロドロ)と違い、水様性(サラサラ、シャー)で、薄い黄色から白っぽい色で何度もでます。 |
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腸の細菌感染、ウィルス感染、その他真菌などの感染による場合があります。寒い冬の季節は、特にロタウィルスやアデノウイルス感染が多くなるようです。 |
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ケアのポイント |
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・水分補給 |
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・食事 |
・おしりを清潔に |
・手を洗おう |
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水分補給 |
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嘔吐と下痢で、水分が急速に失われるため、すぐに脱水症状になります。こまめに水分補給をしましょう。脱水症状が強いときは、点滴や入院が必要になります。 |
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吐き気が治まっているようなら、お茶、白湯、乳児用イオン飲料(ポカリスエットは乳幼児には肝臓に負担がかかる)を一口飲ませます。吐かなかったら、少し時間をおいて、少しづつ量を増やし何回にも分けて飲ませましょう。 |
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嘔吐、下痢の時の食事 |
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吐いたら数時間~半日食べない方が良いです。水分をとっても吐かなければ、少し食べさせてみましょう。下痢をしているので、腸に負担がかからないものが良いです。お粥・うどんなどから食べ始めてはこれで吐かなければ、食べる量や種類を徐々に増やしていきましょう。 |
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油・脂肪(バター、チーズ、ラーメン、シチューなど) |
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乳製品(牛乳、ヨーグルト、乳酸菌飲料など) |
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卵製品(プリン、カステラなど) |
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ミルクを薄めるかどうかは、お医者さんに相談しましょう。 |
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おしりを清潔に ~ おむつかぶれに注意 ~ |
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下痢をしていると、おむつかぶれになりやすくなります。かぶれてしまったら、ぬるいお湯で洗い流しおしりを清潔にしましょう。 |
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手をあらおう |
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吐いたり、下痢の手当てをした後よく手を洗いましょう。感染力が強いため、大人や、他の兄弟に感染することがよくあります。 |
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1日以上吐き続けるとき |
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嘔吐や下痢を繰り返す |
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発熱、激しい腹痛、便に血液が混じる |
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嘔吐や下痢の原因にはいろいろな場合があります。食べ過ぎやおなかを冷やすなどの場合は心配ありませんが、食中毒などの場合もあります。 |
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脱水症状がある場合 |
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・くちびるや、皮膚がガザガザに乾く |
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・目がくぼむ |
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・おしっこの出る量、回数が少ない |
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・元気が無く、ぐずる |
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・うとうとと一日中ぐったり寝てばかりいる |
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元気がなく、顔色が悪いとき |
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